働き方の選択肢について、どんな会社に入るか、どんな職業に就くか、ということよりももう少し視点を上げてカテゴライズして、それぞれの特徴を比較してみました。
 
※スマホで閲覧してくださっている方、レイアウト崩れで見づらいかもです。すいません。
 
比較の基準として6つの尺度を挙げていますが、カテゴリーの範囲が広いので就く職種や地域なんかによって変動します。
 
が、それぞれのカテゴリーの特色はうまく表現できていると思います。
 
比較尺度の定義は以下の通りです。
 
 
収入      :単純に収入の多さ
収入の将来性  :収入増加が見込めるか
報われ度    :努力と成果が収入に反映されるか
自由時間    :プライベートな時間の多さ
キャリアの将来性:10年20年後の職業として残っていくか、需要が増すか
リスク     :その仕事が無くなる、収入が突如途絶えるといった外的リスク
         ※怪我や病気で働けなくなどの内的リスクは除く
         ※この項目だけ★が少ないほど評価が高くなっています
 
 
働き方によって尺度が違う、例えば自営業には昇格=昇給という概念自体が無いので、感覚値で付けている部分もあります。
 
 
 

1.大企業のサラリーマン

 
 
収  入     ★★☆☆☆
収入の将来性   ★★☆☆☆
報われ度     ★★☆☆☆
自由時間     ★★☆☆☆
キャリアの将来性 ★☆☆☆☆
リスク      ★★☆☆☆  
 
 
多くの人が安定だと信じて憧れる選択肢ですが、僕の評価は付けてみると結構低めでした。
 
最近では大手≠安定と気付く人も増えてますが、人事をやっていた時に新卒を見ているとまだまだ大手安定の価値観は根強いように感じました。
 
 
この安定って何を指すのか今でも疑問ですが、倒産リスクが低いことや、業績が激しく上下するリスクが低いことを指しているのかな?という気がします。
 
実はこの大企業サラリーマンの中でも枝分かれします。
例えば本社勤務、地方勤務、子会社、孫会社など、大企業と言ってもピンキリです。
 
収入面は年収300万〜1500万くらいのレンジでしょうか。
 
中小企業に比べると基本給がやや高かったりボーナスがあったりと、中小企業よりは高くなる傾向にありますが、他の働き方と比較すると誤差の範囲な気がします。
 
 
就業時間、残業、休日がある程度決められているので、自由時間は少なめです。
 
案外見落としがちなのがキャリアの将来性で、会社内でのイス取りゲームが苛烈であること、既に組織として成熟しており、上が詰まっているケースが多く、昇格のチャンスが少ないという特徴があります
 
 
また、会社は大手であっても末端社員であれば会社が傾けば真っ先に首を切られるわけで、どの会社に所属しているかというだけでは不十分で、大手に入ったから後の人生は安泰、という考え方はもはや過去の産物で実態は大きく異なります。
 
 
 

2.中小企業のサラリーマン

 
 
収  入     ★★☆☆☆
収入の将来性   ★★☆☆☆
報われ度     ★★☆☆☆
自由時間     ★★☆☆☆
キャリアの将来性 ★★☆☆☆  
リスク      ★★★☆☆  
 
 
これが一番多い層です。
 
これもピンキリですが、一番一般的なので評価も平均的になりました。
 
基本的な考え方は大企業と同じですが、大企業に比べると倒産や解雇リスクが高め。
 
対して組織が成熟していなければ昇格のワンチャンがあることから、収入とキャリアの将来性を★2としています。
 
 

3.公務員

 
 
収  入     ★★☆☆☆
収入の将来性   ★★☆☆☆
報われ度     ★☆☆☆☆
自由時間     ★★☆☆☆
キャリアの将来性 ★★★★☆
リスク      ★☆☆☆☆  
 
 
一時期、安定職種の代表格として人気だったカテゴリーです。
 
1でも少し触れましたが、特徴としては組織解体リスク(会社じゃないので倒産ではない)が低いことと、将来的にその職業自体が消失するリスクは低いと言えます。
 
うん、やっぱり世間で言う安定の定義ってこれで概ね合ってるような気がしてきた。
 
 
一般的には、張り合いは無いけど安定していると言われています。
 
教員の友達がいますが、部活の顧問をやって、テストの採点を持ち帰って、休日返上で保護者と戦って、ほとんどの時間を捧げて頑張っているのに、行政の方針により無条件で給与が10%カットされてるところを見かけました。
 
組織やその仕事が無くなりづらいという点では優れていますが、努力が収入に反映されづらいカテゴリーでもあります。
 
 
 

4.専門家

 
収  入     ★★★☆☆
収入の将来性   Unknown
報われ度     Unknown
自由時間     ★☆☆☆☆
キャリアの将来性 ★★★☆☆
リスク      ★★★★☆  
 
 
ジャンルによって実に様々な専門家がいます。
 
厳密に言うと会社員の中でも経理、財務、人事などは専門職にあたりますが、ここでは研究員のような職種を指しています。
 
 
収入は正直よくわかりませんが、検査技師などの医療系専門職はサラリーマンより平均収入が高い印象なので★3としました。
 
どこかの企業から融資を受けている、国からの助成金で成り立っているなど、収入形態も様々なので、将来性と報われ度はUnknownとしました。
 
勉強や研究が欠かせないこと、常に最新の情報をキャッチしていかなければならない場面が多いため、自由時間は★1としました。
 
選択肢としてはここに記載しましたが、周りに居ないため情報少なめでゴメンナサイ。
 
 

5.自営業

 
 
収  入     ★☆☆☆☆〜★★★★★
収入の将来性   ★☆☆☆☆〜★★★★★
報われ度     ☆☆☆☆☆〜★★★★★
自由時間     ☆☆☆☆☆
キャリアの将来性 ★★☆☆☆
リスク      ★★★★★  
初期投資     ★★☆☆☆〜★★★★★
 
 
ハイリスク・ハイリターンな感じになりました。
 
自営業という括りでは、八百屋の店主から企業の経営者、開業医なども含むので、評価は変動としました。
 
基本的に収入は全て完全成果報酬、全然売れないこともあれば、流行に左右されず一定数売れ続ける場合もあれば、一過性の場合もあり様々ですが、売れればサラリーマンを遥かに上回る収入を得ることができます。
 
 
収入の将来性はビジネスモデルに大きく左右されます。
 
報われ度は収入に大きく連動します。
 
休日だろうがなんだろうが従業員よりも働かなければならなかったり、お金にならないこともする必要があったりと、自由時間は最も少なくなる傾向にあります。
 
新しく設立した会社が10年以内に倒産する割合が95%と言われていることから、リスクはMAXとしました。
 
 
ここで初めて出てきた概念、初期投資
 
スモールビジネスで仕入れや家賃が無くても、会社登記だけで数十万かかります。
 
コンビニオーナーなら初期投資は3000万程度、などなど。
 
 
社員の生活が肩に乗っているプレッシャー、上場すれば株主からのプレッシャー、競合他社の動向や社会動向など、広い視野を持たねばならず、気苦労は絶えません。
 
最近ではビジネスモデルやサービス、製品の寿命がどんどん短くなっていて、起業当時に「これでやっていこう!」と決めたものだけでは維持できない会社が増えています。
 
 
余談ですが、富士フィルムなんかは代表的で、社名に「フィルム」と付いているのに実際のフィルムの売上は全体の2%と言われていて、今は医療機器がメイン事業の会社です。
 
知ってました?
 
 
 

6.フリーエージェント

 
収  入     ★☆☆☆☆〜★★★☆☆
収入の将来性   ★☆☆☆☆〜★★★★☆
報われ度     ☆☆☆☆☆〜★★★★☆
自由時間     ★☆☆☆☆
キャリアの将来性 ★★★☆☆
リスク      ★★★★☆ 
初期投資     ★☆☆☆☆〜★★★☆☆
 
 
個人事業主をイメージしてもらえれば。
 
経営者ほどではないにしろ、サラリーマンより稼げる可能性は多いにあります。
 
作業をするのが自分一人という場合が多いため、自由時間は★1としました。
 
キャリアの将来性は、組織を持たない分、身軽な為、ビジネスモデルのチェンジが容易という意味で変則的★3。
 
リスクは初期投資が高額であるとか、会社員などのメインとなっている定期収入を放棄して臨んだ場合はリスク高め。
 
初期投資はスモールビジネスなら少額、物販ビジネスで在庫を抱える場合などは初期投資が増えます。
 
 
経営者とはまた違った大変さがありますが、会社組織と大きく違うところは、フリーエージェント同士でパートナーを組み、お互いの特技を活かしてプロジェクトを推進するスタイルが多く、会社組織で問題になる人件費や、仕事がなくて遊ばせてしまうという人的リスクが発生しづらいというメリットがあります。
 
 
初期投資をいかに抑えられるか、リピーターが発生する商品やサービスを扱えるか、いかに作業を自分の手から離せるか、などがキモになります。
 
 
 
 

7.オーナー・投資家

 
収  入     ★☆☆☆☆〜★★★★☆
収入の将来性   ★☆☆☆☆〜★★★★☆
報われ度     ☆☆☆☆☆〜★★★★☆
自由時間     ★★★★★
キャリアの将来性 ★★★★★
リスク      ★☆☆☆☆〜★★★☆☆ 
初期投資     ★☆☆☆☆〜★★★★★
 
これもピンキリですが、例えば投資マンション1室のオーナーとか小規模なものであれば収入は少なく、リスクも低め。初期投資も低め。
 
マンション1棟買うなら数億から。
 
投資家の場合はピンキリですが、投資家として生計を立てるなら数千万から。
 
 
ビジネスのオーナーなら収入はサラリーマンよりかなり高くなる傾向にあり、扱っているものによっては将来性も様々。
 
労働対価の収入ではないので、自由時間はMAX評価。(投機家は例外、忙しいです)
 
投資対象が無くなる、オーナーという職業が無くなることはほぼ無いのでMAX評価。
 
 
サラリーマンや経営者が時間をお金に変えるのに対して、オーナーや投資家は他のものでお金を稼ぎます。
 
特許であればアイディアを収入に、印税であれば才能を収入に、フランチャイズや不動産であれば、所有権から収入を得ています。
 
僕の収入源のひとつはこのカテゴリーです。
 
 
 

デメリットを補い合う組み合わせ

 
★評価は一概には言えませんので正確ではありませんが、各カテゴリーの特色は表現できていると思います。見てもらうと分かる通り、全ての観点でパーフェクトというカテゴリーは無く、どれも一長一短です。
 
だからこそ、このうちいくつかを組み合わせてリスクヘッジができるといいよね、という意味でも僕はパラレルワークを選択しています。
 
例えば公務員とオーナーをかけ合わせると、
 
 
公務員               オーナー・投資家
収  入     ★★☆☆☆    ★☆☆☆☆〜★★★★☆
収入の将来性   ★★☆☆☆    ★☆☆☆☆〜★★★★☆
報われ度     ★☆☆☆☆    ☆☆☆☆☆〜★★★★☆
自由時間     ★★☆☆☆    ★★★★★
キャリアの将来性 ★★★★☆    ★★★★★
リスク      ★☆☆☆☆    ★☆☆☆☆〜★★★☆☆
 
 
お互いの短所を埋め合っているのがわかるでしょうか?
 
公務員のデメリットは、収入の少なさ、収入増加の将来性、報われ度ですが、これにオーナー業をプラスすることで、
 
 

収入増

 

収入の将来性増

 

報われ度増(オーナー・投資家は時間の拘束をほぼ受けないので)本業に支障を出さず、

 

出費というリスクは取るが、公務員のままだから失業リスク低め

 
 
 
こんな感じでデメリットを補い、バランスを取ることも可能ということです。
例えるなら、食事とサプリメントのような関係です。
 
 
食事は
○ 味(おいしい)
○ 満腹感
? 摂取している栄養素の種類と量が不明
 
サプリは
✕ おいしくない
✕ 満腹にもならない
○ けど、栄養素だけは取り入れることができる
 
 
両方食べるとバランスが取れて全部○になる、といった感じ。
 
 
 

それをやった先で何が手に入るか

 
 
 
今回は表面的な紹介に留めましたが、大きく分けると大体このどれかに当てはまります。
 
何が言いたいかというと、これらはどれも手段であるということです。
 
 
ある選択肢を選べば時間的余裕が無く旅行にはなかなか行けず、友人にもなかなか会えず段々と疎遠になる、というライフスタイルになり、別の選択肢を選べばお金はあるけど時間が無く、子どもの運動会で場所取りが出来ない父親になりそうといった、ライフスタイルになります。
 
 
世間一般の就活って面白いもので、その仕事をやった先で何が手に入るかではなく、どんな職業に就くかっていう部分ばかりが先行するから、入社後にギャップが発生したり、先行きが見えないまま流されるように働く人がどうしても多くなります。
 
やりたいことで選んだつもりでも、配属は入社後に決まったりしますから、結局自分が何になるかわからない状態で会社に入ったりするわけです。
 
 
とても大事なことですが、どれをやりたいとかいう前に、仕事は手段なので、何を手に入れたいか、その仕事は望むものが手に入る手段なのか、というライフスタイルを描いてから選択するのが、先々で後悔も少なく、目標を持って楽しんで進んでいけると思います。
 
 
なんかあんまりうまくまとめられなかった気がするけど、ニュアンスでも伝われば幸い。
 
ってか、結構頑張って書いたから伝わってくれw
 
 
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