今の仕事がつまらないのは、やりたくもないことをやってるからだ。

もっと自分が好きなこと、興味があることを仕事にしたい。

 

そう考えがちですよね。うん違うよ。(即否定)

「好きなことを仕事にしよう!」っていう無責任な美談をよく見かけるけど、好きなことを仕事にしたら本当に楽しくなったよ!って言ってる人不思議とほとんどいないでしょ?

 

なぜなら、好きなことを仕事にしたのに不幸になってる人の方が圧倒的に多いから。

 

SNSのリア充は「セルフブランディング」とか取ってつけたような理由をつけて、大体盛ってますから。

ガチのリア充はそんなことしないよ、リア充だから。

っていうか、今時こんな美談書いてるのって求人広告のキャッチフレーズくらいじゃね?

踊らされるんじゃないぞ。

 

バカ正直にただ好きなことを仕事にしても、ヘタすると好きだったことが嫌いになってしまうよ。

一方で、本当に好きなことを仕事にして、仕事が超楽しくなってる人もいるから、この理論は決して嘘ではない。

じゃあ、この違いはなんなのか?

あなたが本当に好きなことで超楽しく仕事をするには、絶対に知っておかなきゃならないことがある。

 

好きなことを仕事にしたつもりが、好きなことが全然できない説

 

何言ってるかわからないですか?

具体的にこういうことです。

 

●旅行が好きで旅行代理店に就職

→自分が旅行に行くんじゃなく、旅行に行く他人をひたすら見送る仕事

●車が好きで整備士に就職

→自分の車より高価な、他人の車をひたすら整備する仕事

●華々しいウェディングに憧れてウェディングプランナーに就職

→裏方は激務、利益主義、一日に何度も他人の式を全力の笑顔で祝福

 

そうなんです。

好きなジャンルに携われるというだけで、どれも本当は自分でやりたいと思ってることを、今からやろうとしてる赤の他人のためにやることになるんです。

自分が旅行好きなのに、自分はひたすら他人を旅行に送り出すとか、旅行が好きであればあるほど、こんなのむしろ生き地獄でしょ。

「好きなことを仕事にする」というのは、ただその業界に携わるという中途半端な関わり方では、興味がない仕事をするよりもストレスが溜まります。

 

それに、好きなことは好きな時にするのがいいんであって、気分が乗るときも乗らないときも、雨が降ろうが槍が降ろうが、具合が悪い時でもやらなければならないことになった時点で、好きでいられるかどうかは時間の問題です。

 

さらに、好きなことは発展性があるからいいんであって、来る日も来る日も同じ作業の繰り返しになっちゃうと、これもこれで、ね。

たとえばCAって華々しい仕事だけど、日に何往復も飛行機だよ?

何時間もかけてようやく着いたのに、観光もせずまたフライトよ?

ほぼ立ちっぱなしで奉仕だよ?

時差ボケしてる暇もないよ?

 

 

「好きなことで起業したのに悩む人」もたくさんいるという事実

 

過去に僕がコンサルさせてもらった方で、こんな方がいました。

 

昔からの夢だったカフェ経営をしてるのに、
ちっとも自分のやりたいことができていない

 

早い話、売上が上がる店は経営できてるけど、自分がやりたかったカフェとは違う、ということです。

そんなことあるのか・・・!と逆に僕が勉強させてもらいましたが、自分がやりたかったことと、食っていくことの両立の難しさに悩んでいたんです。

 

思い返すと僕にも同じような経験がありました。

講師として人前に出て話すのは好きだし、話したいことは尽きない。

けれども、これで食っていこうとしたら、面倒なことも色々考えなきゃならない。

 

●最低△人以上は集めないと赤字

●月に最低○回はやらないと赤字

●予約受付、当日受付、釣り銭の準備、会場の予約・・・

 

多くの人に有益な情報をシェアしたい、シェアする情報の精度を上げるために、色々調べて裏を取ったり、スライドや資料を充実させたいということがやりたいことなのに、雑多なことが多すぎて全く集中できないのです。

 

「好きかも〜☆」程度じゃ、未来はねぇ。

 

「ただの憧れ」と「死ぬほど好き」の間には、底の見えない大きな溝が存在します。

 

YouTuberに憧れる人は多いですが、実際やってみるとどうなるか。

クオリティの高いものを週に何回も投稿しようとしたら、他の仕事なんてやってられないよw

 

撮影だけでも時間がかかるのに、移動、編集、アップロード、コメント返し、病的なクレーマーの対応、イベント参加、広告の設定・・・これを全部、会社の仕事以外の時間でやります。

そこまでやって、報酬0円とかザラです。

他のすべてを捨てない限り毎日更新は不可能

激務を嘆くサラリーマンよりも遥かに激務。激務  on 激務。

 

ブロガーはどうでしょう。

ネタ探し、文章作成、アイキャッチ画像の作成、記事のリライト、コメント返し、SEO対策、サイトのデザインや構築、やることはいくらでもあります。

これも、会社の仕事以外の時間でやるんです。

もちろん、何時間かけて書いても「6PV」とか、報酬0円とかザラです。

 

ハタから見たらほとんど変態でしょ?

 

これをやって利益を上げてる人の多くは、こんなガチのワーカーホリックでさえもドン引きするようなドM生活に、特別な苦労感は感じていません。

炎上とか中傷とか、頭おかしい人に悩まされることはあっても、その作業をする行為については、好きだからやってます。楽しいんです。

 

好きなことだからやってる、っていうのはそういうことです。

 

「文章を書くことが苦手な人に、5時間ぶっ通しで記事を書け、しかも報酬0円な」なんて言ったらもはや苦行でしかないけど、好きで書いてる人は気付いたら5時間経ってたー☆みたいなメンタルなんです。

 

はじめから稼ぐことを目的に、戦略的に稼いでいる人もたくさんいますが、それは「好きなことを仕事にしている」人とは別属性の、きちんとしたビジネスパーソンです。

好きなことで食ってる人は「稼ごうと思ってやってたわけじゃないのに、こんなに稼げていることに驚いている」という人がたくさんいます。

 

「生活費を稼ぐため」みたいな、そこら辺のサラリーマンみたいな意識の低さでは、続けることすら困難を極めます。その程度の理由なら辞めといた方が身のため。

いや、やってもいいけど、続かないよ。

稼ぐことが目的なのに稼げないんだもん、やるだけで稼げる会社員の方が確実でしょ。

あなた自身が楽しんでないコンテンツなのに、人が見て楽しいと思う?

 

それを超越した「好き」があるから続けられる。

続けられるから、徐々に人が集まる。

本人が好きで楽しんでるから、それを見て楽しむ人がいる。

彼らは人から与えられるんじゃなく、与えまくってる人たちです。

与えようとする人もいるし、本人の「楽しい」が溢れ出て、結果的に与えてる人もいます。

だからそこに利益が生まれる。

 

一口に「好きなこと」と言っても、好きの中には1から20000くらいのレベルの開きがあって、稼げている裏には必ず人並み以上の努力があるんです。

 

好きなことを仕事にする道は1つじゃない

 

やる気がなくなりましたか?

そ、そこまで好きなことはないなぁ・・・とテンション下がりましたか?

もしこの程度のことで消沈してしまうようなら、どの道この先厳しいので、趣味の域に留めておいた方がいいと思います。

彼氏彼女は別れると嫌いになったりするけど、友達のままなら・・・っていうのと同じで。違うか。全然違うか。

 

最後にもうひとつ、僕の周りにいる人たちの例を。

それは、好きとか嫌いとかは置いといて、他のビジネスで基盤を作った上で、採算度外視で好きなことをやっている、という人がいます。

起業当初いろいろなことを教えてくれたkenta氏は、さっきのカフェ経営者とは対象的なカフェ経営をやって、超楽しんでいます。(kenta氏、快諾ありがとう!)

 

彼は好きなことではなく、長期的に安定して稼げるビジネスで起業して生活基盤を確保。

その他で自分の好きなことをふんだんにぶち込みまくったカフェを経営して、結果的に多くの人が利用している人気のカフェになっています。

ただし、営業は週2。

週休じゃなく、営業が週2。

それ以外の時間はビジネス、育児、ウェイクサーフィンで大会入賞などもやっていて、カフェ経営すらもたくさんあるやりたいことの内の1つ、というマルチプレイヤーです。

 

そんなkenta氏がこんなことを言っていたのがとても印象的でした。

 

Kenta氏

 「好きなことで食っていこうとするのか、

  食っていくことは他でクリアして、

  本当に好きなことを好きなようにやるのかは全然違うし、

  後者の方が幸福度が高いと思うんですよね」

 

kenta氏、正解です。

好きなことで食っていこうとして悩んでる人、よくコンサルしてましたから。

 

kenta氏が好きでやっていることに、僕が興味を持ってインタビューしなかったら、自分では考えつかなかった選択肢でした。

不労所得の額面が大きくなると、それこそお金と時間をダイナミックに使って、好きなことを好きなように追求できる、という一見遠回りに見えて実は堅実な選択肢。

好きなことを好きなままでいられるばかりか、突き詰めてもっと好きになれる。

そんなことを楽しみながら発信しているkenta氏、リスペクトしている友人のひとりです。

 

あなたの「好きなこと」はなんですか?

中途半端に関わってませんか?

好きなことを仕事にして食っていくことは、全然可能です。

覚悟と戦略があればね。

 

7+

“「好きなことを仕事にするのは不幸のはじまり」を論理的に説明してみた。” への4件のフィードバック

  1. コメントありがとうございます。
    好きなことを「好きなように」「嫌いにならないように」したければ、というニュアンスですね。

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  2. 好きなことだけど嫌になってる。まさに私!!辞めたい。けど、じゃあ私に何ができる?と迷走。若くもないし?転職?この年で心機一転??不安でしかない!!←現状。どうしよう。。

    0
  3. コメントありがとうございます。
    そうなんですよー。好きなことを嫌いになるなんてこんなもったいないことはないのに。
    「私に何ができるか」から考えるよりも、「どうなりたいか」から考えてみてはどうでしょう?
    「こうなるためには、これだな」とやることが絞りやすくなりますよ。

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