■将来を見通す Vol.1

 

 

このテーマはまず「普通に生きる」ためにとても重要な話なので、2回に渡ってお話しします。

明日食うメシに困っている状態では理想なんて追えません。

みなさんよく知っているであろうこの人も、こんな言葉を残しています。

 

生活が安定してなきゃ、好きな音楽なんてやれるわけないですよ。
生活が安定していないということは、優先事項が「生きること」になるってことですからね。生きていくために使う時間が多ければ多いほど他のことができなくなる。
(mr.children 桜井和寿)

 

さて、具体的に将来を考える上で、2つのデータを紹介します。

ぶっちゃけ今日はあんまりワクワクしない話なんですが、この先生きていく上で必ず必要になる話なので、じっくり読んでみてください。

他人事じゃありませんぜ。

 

1.収入と支出

 

国税庁の民間給与実態調査によると、サラリーマンの平均年収は平成9年をピークに下がり続け、低所得化が問題になっています。

 

平成  9年 467万円

平成21年 409万円

 

この12年の間で月収が5万円も減っている計算になります。

また別の方面で、消費税増税は記憶に新しいですよね。

例えば消費税が3%増税になるってことは、収入が3%下がるというのと同じ事です。

単純に考えると、今まで20万円で生活していた人は、20.6万円無いと同じ生活が維持できなくなる、ということです。

こう考えたら結構影響デカくないですか?

 

出費が3%上がったら、収入も3%上がらないと、今の生活は3%切り詰めなければなりません。

実は大々的に取り上げられていないだけで、自分たちの財布を直撃する話は他にもたくさんあります。

国民年金、厚生年金の負担も増える予定ですし、所得税なども増税される見通しです。

わかりやすく言うとこの先、入ってくるお金が減るのに出ていくお金は増える

というダブルパンチで、手元に残るお金がどんどん少なくなっていきます。

 

※年収に関する詳しいデータはコチラ。
★年収ラボ
http://nensyu-labo.com/

※今後の増税スケジュールについて
「増税カレンダー」で検索

 

2.老後に必要なお金

 

将来を考える上で避けて通れないのが「老後」のことです。

定年退職か、はたまた肉体的な限界か、いずれにせよ僕たちはいつか必ず働けなくなる日が訪れます。

2つ目のデータは働けなくなった後のこと、いわゆる「セカンドライフ」について、「日経」こと、「日本経済新聞」の記事を紹介します。

 

60歳以降の夫婦の生活費は、国の調査によると月約28万円。
1961年生まれの男性の平均寿命は81歳なので、60歳から21年間生きていくだけで約7000万円、残される妻のことを考えると9000万円は必要だ。
一方、ゆとりある生活を送るには月約38万円必要という民間の調査結果もある。
こちらの金額で試算すると、死ぬまでに1億2000万円が必要ということになる。

※記事の詳細はコチラ。
http://s.nikkei.com/qeHsPm

「お金が余ったら老後のために貯金」となんとなく思ってる人が多いですが、こういったこと考えたことはあったでしょうか?

もし60歳で定年退職するとなった場合、老後に必要なお金は夫婦で約1億円です。

年金は国の試算で2031年破綻説まで出ているので、これをアテにするのはちょっとアタマお花畑です。

となれば、残る手段は貯金、ということになります。

仮に定年退職が60歳だとして、給料を貯金して備えるとしたら、月々どのくらいの貯金が必要でしょう?

 

今25歳の人なら、
1億(円)÷ 35(年)÷12(ヶ月) = 23.8万(円)

今35歳の人なら、
1億(円)÷ 25(年)÷12(ヶ月) = 33.3万(円)

 

気が遠くなりそうですがこれは「老後の蓄え」だけの話です。

これ以外にマイホームや養育費、日々の生活費、医療費などがかかります。

将来のために貯金をしているという人は多いですが、将来に必要なお金をきちんと計算してあって、そこから逆算して必要な金額を貯蓄しているという人は極めて稀です。

目的のある貯金ならいいですが、貯金することそのものが目的になってしまっていないでしょうか?

普通のサラリーマンとかであれば「月に5万円貯金する」っていうのは結構頑張らなきゃ難しい金額だと思いますが、仮にそれができたとしても

 

 1年で 60万円

10年で 600万円

30年で  1800万円

 

というように、30年かかって家も建てられないような金額にしかならなかったりします。

今の延長、つまり足りない貯蓄だけで行けば道は2つ。

ひとつは自分の子どもに頼ることですね。

自分の子どもに面倒を見てもらうことになります。

 

時間的にも金銭的にも、まず間違いなく子どもの人生の負担となり、子どもの自由度も狭まることになるでしょう。

もうひとつは定年退職後も働くか。

70歳、80歳になっても生活のために仕事を続けていく。

これは体が健康であれば、の話です。

 

実際に60歳を超えても働き続ける人の割合は過去4年間で80%も増加しています。

もしかしたら今のまま行けば、「一生食べるために働き続けることになるかもしれない」ということも知っておきましょう。

 

まとめ

 

・サラリーマンの平均年収は下がる一方。
・税金や社会保障費負担が増え、支出が増えていく。
・老後に必要なお金は夫婦で毎月28万円。
・定年の60歳までに毎月20万円以上の貯金が必要。
・対策しないと定年後も働き続けないといけない。

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