■将来を見通す Vol.2

 

 

Vol.1では収入と支出の話、そしてもう少し先の老後に必要なお金の話をしました。

ファイナンシャルプランナーの資格なんかをお持ちの方であれば既に知っている話だったかもしれませんね。

FPは人生設計をお手伝いする仕事なわけですが、ファイナンシャルと付くだけあって将来のお金の計算をして、計画を立てて、安全に生活していくことをサポートする話なので、Vol.1のような話がよく出てきます。

安全に、というとちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、お金の問題に頭を悩ませる時間が多ければ多いほど、お金に振り回される人生、言い換えればお金の奴隷のような人生になってしまいます。

だからこそ、将来を見通して自分の人生を考える、ということに「お金」の要素は切っても切れない関係にあるし、お金のことを真剣に考えるということは、直接的に自分の人生を真剣に考えるということに繋がります。

 

健康のこと

 

老いるということは病気がちになるということでもあります。

年金が無くなって、健康保険も薄くなる中で苦しまずに生きる選択肢は二つしかありません。

 

ひとつは医療費が払えるだけの蓄えを作ること。

3000~5000万くらいあればなんとかなるんじゃないでしょうかね。

え?無理ですか?

 

じゃあもうひとつの選択肢は健康でいることです。

ちなみに健康は相対評価で考えるものではありません。

 

あいつの方がハゲてる!

あいつの方が太ってる!

 

・・・と比べても何の意味もありません。

重要なのは人ではなく自分です。

老いや衰えは回復することはできませんが、長持ちさせることはできるのです。

 

人の体は、

 

日々食べているもの

日々飲んでいるもの

日々吸っている空気

 

で構成されています。

これ以外にはありません。

普段何を口に入れているかを考えれば、この先の健康がどうなりそうかは想像に難くありません。

 

20年間きれいな水を飲み続けた人と、20年間ジュースを飲み続けた人の体が同じであるはずはありませんよね。

20年間タバコを吸い続けた人と、20年間空気のきれいな田舎に住み続けた人の体は・・・言わずもがな、この差は大きいですよ。

 

現に日本人の死因の上位3位中2つは生活習慣病です。

脳梗塞、心疾患がそれにあたります。

日本人の多くは血管が詰まって破裂してお逝きになります。

 

牛や豚は僕たち人間よりも体温が高いので、その脂は僕らの体の中で凝固します。

これが長年蓄積されて、脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞です。

 

油物ばかり食べてそれを分解、排出する栄養が足りていないので、血管が詰まって最悪の場合は命を落とします。

生活習慣病は読んで字の如く、日常生活の積み重ねです。

なので、日頃から食生活や栄養には気を使った方がいいです。

あと、健康診断も受けた方がいいですね。健康診断といえばお約束ですが、

 

「この間健康診断でメタボって言われちゃった!あはは!」

 

あははじゃありません。

メタボって名前はなんかかわいいですが、要するに糖尿病、痛風、脂肪肝の半歩手前の状態です。これは先ほど話した生活習慣病に直結します。

美人で薄命なら後世の語り草になるかもしれませんが、デブで薄命はシャレになりません。

薄命に比べれば薄毛なんてかわいいもんです。

 

なので、脂っこいものはあまり食べない方がいいでしょう。

魚卵なんかも控えた方がいいかもしれません。

これらはあくまで予防なので、食べなければ大丈夫ってもんでもないです。

残念ながら予防に決定打はありませんからね。

 

ん?

面倒くさいですか?

 

でも病気になるともっと面倒くさいですよ?

あっちこっち痛むし、薬を飲んだり塗ったり通院したり、酷い場合は入院したり手術したり。

医療費を稼ぐために老体に鞭打って働くとか、これじゃまるでコントです。

が、こういう人に限って、「お金が無い」「時間が無い」「体がしんどい」と言うのです。

ちょっと手厳しい言い方になりますが、脳みそが貧乏な人ってこういうことがわからないんです。

何かを考える時に2D思考と言うか、「今」しか見ていないのです。

 

死ぬまで働き続ける人生?

 

老後の話をすると遠すぎて実感が沸かないかもしれません。

健康の話をすると自分はまだ若いから大丈夫!と思うかもしれません。

それでも将来は、間違いなく今の延長線上にあります。

生き甲斐のためではなく、ただ生きていくために食べるためだけにただひたすら仕事を続けることは、本当に幸せな人生でしょうか?

 

スポーツでもゲームでも恋愛でも、結果が出る人はシミュレーションをしっかりしています。

このままの状態を続けていったらどうなるか。

こういう方法を取ったらどうなるか。

でも人生のシミュレーションとなると、何かキッカケがないとほとんどの人はしません。

 

ここで話したことは経済や国政の触り程度ですが、例えば定昇給がなくなったり、大企業が倒産したり、そういう断片的な情報には今では誰もがアクセスできますが、それを踏まえて人生をちゃんとシミュレーションできていれば、何かしらの対策を既に打っているか探しているはずです。

みんながそうしてるから、とか、

一般的にそうだから、とか、

そういう理論で動いてるとこれからの時代は間違いなく詰みます。

 

もしそうなりたくないのであれば、なにか対策をする必要があります。

具体的には、「自分で稼ぐ力を付ける」ということです。

景気変動にグラグラ揺れる会社に依存しているだけでは、会社が揺れる度にそこに勤める人の人生も会社の動きに合わせて揺れることになります。

言ってみれば、会社と運命共同体です。

 

一方、副業やダブルワークを解禁する会社も増えてきています。

「副業 許可」とかでググってみるとたくさん実例が出てきます。

多くの企業は成長のピークを終え、収益が先細っているので、今までのように給料を上げ続けることは難しくなってきています。

給料が上がらない、むしろ下がるという事態になれば退職者が相次ぎ、更に企業の生産性は落ちてしまいます。

 

そういう未来が予測できている会社は、昇給だけではなく「他で稼ぐ」ということを許可しておき、先々の離職を防ごうと実際に動き始めています。

 

給料だけに依存した生き方から、自分の力で生きていく。

「副業」ではなく「複業」です。

近い将来、会社一本だった働き方も変化してくるはずです。

頼みの国も国民の生活を補償しきれなくなってきています。

そうなった時に少ない貯蓄と不確実な年金を頼るのはあまり賢い生き方とは言えません。

 

会社がどんなに安泰でも、働けなくなる日は必ず来る上、いずれにせよ年金に変わる何かを個人で準備しておくということがスタンダードになる日はそう遠くありません。

 

懇話休題 未来計算

 

脳みそが貧乏じゃない人は、なにを考えているか?

そのひとつは未来計算です。

今回はお金の未来計算をしていますが、これは時間についても応用出来ます。

あなたはよくテレビを観る人ですか?

仮に1日2時間テレビを見る生活をしているとしましょう。

これを未来計算するとどうなるか?

 

2時間/日 × 30日 = 60時間

 

1ヶ月の内、丸2日半はテレビを観ていることになります。

これが1年続くとどうなるでしょうか?

 

60時間/月 × 12ヶ月 = 720時間
720時間 ÷ 24時間 = 30日

 

なんと1年の内丸々1ヶ月テレビを観ていることになります。

テレビを観なくなるだけで1年は13ヶ月になる

と言うことができますよね。

もう一つ計算してみましょう。

 

多くの人がお仕事をしていると思いますが、通勤手段は何でしょう?

電車に乗っているでしょうか?

大学卒業後、22歳から60~65歳の定年まで約40年です。

休みが多い会社で年間休日120日くらいですから、

1年の内245日出勤し、通勤が片道1時間だとしたら・・・

 

245日 ✕ 2時間 ✕ 40年 = 19600時間
19600時間 ÷ 24時間 = 816.66

 

なんと一生の内2年3ヶ月は電車の中で過ごすことになります。

これがもし満員電車だったら・・・40年間も満員電車に揺られていられる人、僕は尊敬します。絶対マネできません。

 

まとめ

 

・日本人の三大死因の内二つは生活習慣病。
・健康には日頃から気を付けておかないと
 医療費のために働かなければならなくなる。
・健康は日頃体に入れているものでできている。
・会社に依存した収入だけでは会社に振り回される人生になる
・対策のひとつは「自分でビジネスを持つ」こと
・未来計算をしてみると恐ろしいことがわかることがある

 

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